ボトゥリオレピスの製作過程
2, ベース部分を作る
きなり、または白のフェルト綿から、大まかな形を作ります。かなり、しっかりと固めていきます。最初から本体に含めて作る部分、後から部品としてつないでいくもの、これらを分けて作成します。ここでは、胸鰭を後回しにしました。もちろん、眼も後からつけます。
3, 色をのせる
細い構造や薄い構造をフェルトで再現することも難しいですが、やはり一番悩むのは配色でしょう。この水族館で作るのはどれも絶滅種ですから、何色だったか、どのような模様があったのかまったく不明です。裏返せば、何色でもどんな模様でも構わない、ということになります(自然は人間の想像力を遥かに超えて大胆です)。
ここでは地味な色、濃緑色系にしました。甲皮の背面、腹面、それから体後部、背鰭、尾鰭など、場所によって配色を若干変えます。
ここでは地味な色、濃緑色系にしました。甲皮の背面、腹面、それから体後部、背鰭、尾鰭など、場所によって配色を若干変えます。
4, 装飾(甲皮の境界)を作る
待ち針などで眼の位置を確認し、甲皮の境界をつけます。いわゆる「墨入れ」のように黒で境目を表す方法もありますが、ここでは、境界線を「溝」として強調することにします。切れ目を入れるようにニードルの太さを使い分けながら作業します。
5, 他の体要素(眼、胸鰭)をつける
別に作成した胸鰭を仮止めし、大きさや位置を確認します。眼は最初に縁の部分(黄色)を丸く作成します。その後、黒いフェルトをほんの少しだけ(本当に少しだけ)指先で丸め、ニードルで注意深く黄色の土台に埋め込んでいきます。胸鰭の尖った先端部や胸鰭側面の鋸歯状突起は再現できませんでした。
6, まもなく完成
ほぼ完成ですが、もうすこし手直しが必要です。
7, 完成
体に模様を入れるなどして、完成となります。
17cmほどの大きさになります。
17cmほどの大きさになります。