５月に入り，綿毛が見えるようになった。やはり，ヤナギの仲間なんだと，やっと納得できるようになる。

ヤナギと言えば水辺。しかし，このバッコヤナギは，水辺にも生育するが，水辺から離れた比較的乾燥した場所でも生育している。葉も，いわゆるヤナギのような細長い葉ではない。花の季節が終わると，もうヤナギの仲間には見えない。

４月初旬の柔らかそうなかわいらしい雌花である。

１つ１つの花の先端に２つに割れた黄色の雌しべが見える。ヤナギらしさを感じさせるが，ネコヤナギのような柔らかな印象はもうない。