三共堤・丸田沢堤の自然
その他
森の中には不思議なものや面白いものがたくさんある。個々の生物で取り上げられないものを集めることにした。
2018
アカネズミ属
2018.6.9 元気を出して
たぶんアカネズミ(Apodemus speciosus)だと思われる。よりによってコンクリートの階段の真ん中で動かない。桜桃はもともと落ちていたもの。
実は,ここは公園内ではなく,近隣住宅地から公園に向かう道の途中だ。そのため,残念ではあるが,公園の仲間として掲載しなかった。実際は,公園内でもこの種のネズミが生活していることはわかっているが。
アカネズミ属
真っ昼間からこんなところにネズミがいるはずもなく,身動きせず元気がない。毛並みも悪い。しかし,死んではいない。
このままだとカラスに狙われてしまう。それはそれで仕方のないことだが,通りがかりの子供たちが素手で触るようなことがあってはいけない。脇の草むらに動かすことにした(もちろん大きな葉っぱですくって)。
アカネズミ属
すると,その草むらにもう一匹,こちらは元気な個体がいるのが見えた。巣穴らしきものも見える。
このネズミ君も多少は自分の足で動いたりはしている。
ネズミ君の元気回復を祈りつつ,「今夜,葛籠(つづら)一杯の恩返し,待っているからね」と声をかけた。
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2017
どうなってるの
2017.4.10 どうなっているの?
今年もたくさんのカタクリが咲いた中,顔を出したところが運悪く,散策者に踏まれてしまう不運なカタクリもある。しかし,これは一風変わった気の毒さである。
裂け目の入った枯れ葉が風で飛ばされ,カタクリの芽と葉を「くわえ込んだ」のか,それとも,枯葉の裂け目にカタクリの方から伸びて入り込んでしまったのか。
生き物どうしの関係なら気の毒に思っても手を貸さないが,今回は枯葉を外してあげることにした。花はすぐに勢い良く開いた。
鳥の巣
2017.1.8 鳥の巣 #2
公園の駐車場に植えられたコナラに鳥の巣があった。何の鳥か不明だし,現役かどうかも不明である。
葉が落ちた木の中で見ると,寒々としていて,ここで眠るのは寂しいかもしれない。
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2016
不思議な巣
2016.6.21 鳥の巣 #1
サクラの幹の作られた鳥の巣である。何が不思議なのか。
実は,異様な音が聞こえてくるのだ。それは水がザーザー流れるような音。「ワッー」と大声を出しても止まらない。次の日も次の日も同じ。それで,やっと気づいた。ヒナの声だ。盛んに餌を求めるヒナの大合唱なのだ。
数日後,もう巣立ったのか音はまったく聞こえなくなった。そして気づいた。今のカメラは動画も撮れる。つまり,録音もできるのだ。次回を待つしかない。
レース
2016.6.4 レース編み
自然はレース編みも得意だ。
人生
2016.5.30 人生
きっと他人には言えないことがあったのだろう。何度でもやり直せるのだ。
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2015
誰の仕業か
2015.11.9 誰の仕業か
桜の落枝はなぜか小さくきれいに折れている。とても折れやすいのは確かだが,同じくらいの枝が結構多い。もちろん,正しい問いかけではないが,それでも「誰が折っているのだろう」と思ってしまう。
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2014
瀬をはやみ
2014.6.5 瀬をはやみ
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
崇徳院
森のチーズ屋さん
2014.6.4 森のチーズ屋さん
ジェリーの好物,トッポ・ジージョも大好きだった「アナポコ・チーズ」。そのエメンタールチーズまるごと,切り株のテーブルに載せて売っている,森の小さなチーズ屋さんみたいだ。
もちろん,実際は枯れて伐採された,アカマツの切り株に顔を出したヒトクチタケであろう。
でも,チーズ屋さんの方が楽しい。きっとノネズミがやっている店に違いない。そして,お客に売る前にみんな自分で食べてしまい,いつもおかみさんに叱られる,そんなおやじさんが主人なんだ。
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