三共堤・丸田沢堤の自然
カタクリ Erythronium japonicum (ユリ科)
カタクリ立ち姿
カタクリは,今年もちゃんと春が来たことをいち早く教えてくれる花の1つである。しかし,春も盛になるとすぐに姿が見えなくなってしまう。
カタクリのデュエット
斑模様の葉が一枚,落ち葉の間からのぞいているのが見えると,すぐにあちらこちらに,たくさんのカタクリが顔を出していることに気づく。
葉が2枚にならないと蕾が出てこないようだ。
カタクリ(花拡大)
カタクリは恥ずかしがり屋なのか,いつもうつむいている。うなじを上げさせようとしても,花茎は固く,無理をすると折れそうである。仕方ないので下から見上げてみた。
丸まったカタクリ
誰も気づいてくれないような場所に顔を出すものもいる。踏まれてしまいそうな所に出てしまい,思わず頭に手をかざしているものも。散歩の足がリズムを乱しても,踏んではいけない。
カタクリとセリバオウレン
カタクリに先立ちオウレンが咲き始める。
カタクリとタチツボスミレ
カタクリに遅れてタチツボスミレが咲き始める。違う種類なのに,足元の幼子を見守る母のようだ。
花期終了後のカタクリ果実
花びらが落ちたカタクリ。雌しべはまだ残っているが,根本に果実ができている。
カタクリの葉4兄弟
カタクリの葉が4枚,そろって同じ向きに行儀よく並んでいる。でも,いっしょに咲くとは限らない。大きい葉が一番に咲くわけでもない。