三共堤・丸田沢堤の自然
オウレン Coptis japonica (キンポウゲ科)
オウレン雄花
春の散策路に,いち早く顔を出す。足元にたくさんあっても,気づかぬまま散策している人も多いかもしれない。よく見ると2種類の花があるようだ。
オウレン両性花
日々表情が変わるので,同じ花なのか戸惑ってしまう。これは雄しべの他に中央に雌しべがある両性花である。雌しべは成熟とともに,茶系の色に変わっていく。
オウレン雄花拡大
こちらは雌しべがない雄花。実際は雌しべがないのではなく,発達しないだけかもしれない。
オウレンおしべ
雄しべが展開する前の雄花である。拡大して見ると葯にきれいな紫色の筋が入っている。キャンディみたいだ。
オウレン果実
受粉後,雌しべは展開して放射状に変わる。成熟してくると先端が開いて穴が開く。ほぼ一年,この形が残っている。
オウレンの葉
オウレンには変種が多くようだが,ここのオウレンはセリバオウレンか。