三共堤・丸田沢堤の自然
カワウ Phalacrocorax carbo (ウ科)
いつもの場所に群れて休んでいる。水の上なのでちょうどいいのかもしれない。ダイサギもここに加わる。
とても上品とは言えない,いやはっきり言って下品な鳴き声である。例えば,世のおじさんたちには申し訳ないが,中年オヤジの歯磨きでのうがい。とは言え,実は憎めない。
急に個体数が増えたように思えるが,きっと他の場所でも嫌われているのだろう。困った生き物はカワウではなく人間の方なのだが。
散策中,大きな拍手の音が聞こえることがある。それはカワウが水面から飛び立つ時の音である。なかなか空中に浮かないので,羽ばたくたびに翼が水面を叩くのだ。潜水は得意で,潜った所とは全然違うところから浮き上がってくることも多い。しかし,飛ぶのはあまり得意ではないようだ。
鳥らしく飛んでいる写真も載せてあげないとかわいそうだ。
何も冬だけではない。この鳥は年中見かける。夏の飛ぶ姿だ。