三共堤・丸田沢堤の自然
エゴノキ Styrax japonica (エゴノキ科)
エゴノキの花1
とにかくたくさん花をつける。こんなにもたくさんの花の下を歩いていると,それだけで心が落ち着いてくる。通り過ぎる人も皆穏やかに微笑んでいる。
エゴノキの花2
白いつぼみは可愛いぼんぼりで,花が咲くと大きな雄しべの黄色の葯がすこし野暮ったいが,離れて見るとそれもアクセントになっている。
エゴノキの蕾
こちらは蕾である。早くも実をつけたかのかと思ってしまいそうだが季節はまだ5月。この小さな緑のぼんぼりは柔らかな白色に変わり,やがて緑の軒下を白と黄色の模様で埋め尽くすのだ。
エゴノキの実1
花の後はこれもたくさんの実が枝から下がる。最初のうちは雌しべがイッカクの角のように出ているが,やがて丸い実に変わっていく。
エゴノキの虫こぶ1
エゴノキの虫こぶでは有名なエゴノネコアシ。猫の足というよりバナナのようだ。
エゴノキの虫こぶ2
これも虫こぶだが,あの猫の足が変形したものだろうか。バナナが洋梨に変わったようにも見える。