三共堤・丸田沢堤の自然
ハウチワカエデ Acer japonicum （ムクロジ科）
写真だけ見ると，秋の光景にも見えるが，これは４月である。
いずれは大きな葉になることを予感させる若葉の下に，赤い雌花，雄花が咲く。雌花には毛でつつまれた将来の果実の形が見えている。
カエデ類特有の形をした果実も大きい。
ハウチワカエデの葉はとにかく大きい。モミジは赤ちゃんの手に例えられるが，赤ちゃんの顔も隠せるほど大きい。そんなハウチワカエデの紅葉は実に見事である。葉に隙間がない分，ぎっしりと紅葉である。イロハモミジに決して負けることはない。
