三共堤・丸田沢堤の自然
ホオノキ Magnolia obovata (モクレン科)
ホオノキの花
ホオノキは葉も大きいが,花も大きく豪華である。木の上に咲く蓮の花のようだ。
蕾は筆先か擬宝珠(ギボシ)を引き伸ばしたよう,花の終わりもなかなかビックリな姿を見せる。
ホオノキの蕾
ホオノキの花2
ホオノキの葉
ホオノキの葉を朴葉というが,食品の包装,食材として使われてきた。
枝先に葉が集中しているために一ヶ所から葉が放射状に出ているように見えるが,トチノキとは違い複葉ではない。
ホオノキの落ち葉
落ち葉となった朴葉は草むらのあちこちに散らばり,更紙をちぎって捨てたように見えてしまう。
ホオノキの新芽
ホオノキの若葉であるが,芽を包んでいる葉のような構造(芽鱗)が花びらのように見える。
ホオノキの樹皮
ホオノキの木材は,工作用に,あるいは版木にと,子供の頃はずいぶん世話になった。柔らかく,木目もまっすぐで素直な細工しやすい木材である。