三共堤・丸田沢堤の自然
キショウブ Iris pseudacorus (アヤメ科)
沼の水辺に集団を作って咲いている。遠目にはきれいである。
近くで見ても,きれいではある。しかし,国立環境研究所では,侵入生物データベースに登録している。ワースト100にもなっている。つまり,実に困ったやつなのだ。
そうは言っても,大抵の人にとっては,「たくさん咲いていてきれいだね」なのだと思う。
やがて岸辺の浅いところはこのキショウブに占領されてしまうだろう。そして浅瀬は有機質の豊富な湿地に変わり,陸地部分が拡大していくと思われる。さて数年後本当にそうなっているかどうか。よい方向に変わっていって欲しいものだが。