三共堤・丸田沢堤の自然
ニホンリス Sciurus lis (リス科)
ニホンリス
コナラの幹にしがみつき,まったく動かない。10分ほど見ていたが,固まったように動かない。
実際,この木遁の術は完璧だ。試しに藪に足を踏み入れてみたが,まだ動かない。足元が心配で視線を移したところ,やはり,枝伝いに走り去ってしまった。根負けしてしまった。
ニホンリス
体が大きいのでタイワンリスかと思ったが,冬毛で耳がとんがっている。お腹の毛まで見えないので自信はないが,ニホンリスということにした。
後日,お腹の毛が白いことを確認できた(以下の写真)。
ニホンリス
この日は巣に小枝を運ぶ途中で目が合ってしまった。瞬間立ち止まり,逡巡している。
引き返そう。そう決めたみたいだ。向きを変え,枝をくわえ直している。
ニホンリス
ニホンリス
ニホンリス
リスも迷うらしい。どうやらこちらを無害な生き物だと思うことにしたらしい。再び巣に向かい,枝から枝へ跳びはねていった。
コナラの幹が分かれ落枝が引っかかった所に巣をこしらえたようだ。小枝をたくさん集めて作っている。
ニホンリス
ニホンリス
ニホンリス
出会うときはいつも逆さの姿だ。手足の毛が赤みを帯びている。まだ完全に冬毛に変わってはいないのだろうか。
横向きの姿を見るとお腹が白い毛であることがわかる。
ニホンリス
ニホンリス