三共堤・丸田沢堤の自然
モミ Abies firma (マツ科)
モミの若葉
落葉広葉樹を主体とする地域であるが,仙台の青葉山はモミが多く残っていることで有名である。この森にもモミが結構生育しており,中にはかなりの大木も存在する。
花を見つけようとしているが,なかなかその機会に出会えないでいる。
モミの樹皮
モミの樹皮もわかりやすい模様をしている。
モミのクリスマスツリー
天然のクリスマスツリーだ。引っかかった他の木々の落ち葉は自然のオーナメント。雪が積もったら見に行きたいが,足元が不安である。
モミ
モミの幼木ではあるが,「木」と呼ぶのをためらうほどである。
なんとも可愛らしいが,ちゃんとモミの葉らしく先端が2つに分かれている。大きく育つことを祈るばかりである。
モミ
こちらは果実。高い枝の先にやっと見つけることができた。
秋空に立派な果実だ。
モミ
一度見つけると,どんどん見つかる。でも,どれも一番高いところにある枝だ。
まるで森の妖精が一斉に出てきたみたいだ。
モミ
雄花だ。比較的低い枝に咲いている。実のつく場所が高い枝ばかりなので,雌花を見つけるのは難しいだろう。
花粉が上から下に舞い降りると考えると,雄花が上にある方が理にかなうと思うのだが。自花受粉を極力回避するためか,風で飛ばされ舞い上がった花粉だけが使われるのだろうか。
モミ
風で落ちた果実と種子。いわゆるマツボックリだ。