三共堤・丸田沢堤の自然
ナツハゼ Vaccinium oldhamii (ツツジ科)
ここでは,心持ち赤味を帯びてはいるが本当に赤くなるところまではいかず,緑色を基本とした花のままである。小さいこともあり,したがってあまり目立たない。
花びらが合わさったせいだろうが,それにしても自然はかわいらしい造型をするものだ。こんなフリルまでつけてどうするつもりなのだろう。
同時期,ネジキが白い花をたくさん枝に並べてぶら下げるが,ナツハゼも同じような並び方をしている。
狭い花の中には,結構たくさんの雄しべが入っているのでぎゅうぎゅう詰めのようである。
7月になり,フリル付きの花も実に変わってきた。実の先もフリルが残っているのだが,やがて黒く変色していくのだろう。