三共堤・丸田沢堤の自然
ナツトウダイ Euphorbia sieboldiana (トウダイグサ科)
ナツトウダイの全体
不思議な植物である。春に花をつけるのに「夏」がつく。花なのか葉なのかはっきりしない,花の先にまた葉が現れる,そんなふうに見える。
ナツトウダイ花序1
茎の先端,細長いハート型の葉2枚が1つのつぼみのような形状で,放射状に5方向へ伸びる。
ナツトウダイ花序2
それが開くと,それぞれ杯状の構造に小さい花が集合したものが作られ,その根本にまた同じような葉でつつまれた花の集合が伸びる。繰り返し構造だ。
ナツトウダイ杯状花序1
杯の中央に雄花,雌花が作られる。
ナツトウダイ杯状花序2
雌花の雌しべは長く伸び,しなだれる。
ナツトウダイとハナバチ
ハナバチ,それともハエの仲間だろうか,蜜を求めて来たようだ。