三共堤・丸田沢堤の自然
アカミミガメ Trachemys scripta (ヌマガメ科)
アカミミガメの亜種であるミシシッピアカミミガメ,有名な外来種で,ワースト100に指定されている。ミドリガメという名称で子亀が売られ,大きく育ってしまったために持て余され捨てられたカメであるが,もとよりカメには何のことやら,人間が勝手にやったことである。
日向ぼっこが好きで,甲羅干しをしている姿をよく目にすることができる。首も手足も精一杯に伸ばしている。疲れないのだろうかと心配になってしまう。
公園入り口に架かる橋の西側には高柳川の堰があるが,ここでは天気によい日はほぼ間違いなく日向ぼっこをしているアカミミガメを見ることができる。複数個体,時に子亀も混じっていることもある。
山の中で出会うこともある。最初に出会った時は,驚きが先立ち挨拶もそこそこに別れてしまったが,2度目はちゃんと挨拶をし,写真も撮らせてもらった。どこに行くのか,何をしているのか尋ねたが,ゆっくり首を降るだけだった。どうやら聞いてはいけなかったようだ。
この写真の場所は,水面から20,30mほど高く,最も近い水際から水平距離で100mほどである。こんなところまで歩いて来るだけの行動力があるということだ。芝の上を歩いているところも見たことがあるが,かなり速い。長距離走なら普通に勝負してもウサギに勝てるかもしれないほどである。
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