三共堤・丸田沢堤の自然
ニホンカナヘビ Takydromus tachydromoides (カナヘビ科)
ニホンカナヘビ
散策路を歩いていて,道端の草むらや低木の足元でガサゴソ音がする時,大抵カナヘビか小鳥である。日本固有種であり,大事にしたい身近な動物である。
ニホンカナヘビ
動きを止め様子を窺う。ここにいることを覚られぬよう,しかしじっと眼を向ける。それでいて視線はわずかに外す。まるで視線がレーザーのように人間を刺し,そのせいで自分の居場所を教えてしまうことにならぬように。
でもね,カナヘビ君。君がいそこにいることはとうにバレているのだよ。
ニホンカナヘビ
体色が少し異なる。体側分の黄色の筋が見られない。若い個体か。
ニホンカナヘビ
尾を自切したカナヘビである。もうしばらく経つのか,切り口は黒く短い尾のようになっている。