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プトマカントゥス Ptomacanthus anglicus
プトマカントゥス #01
プトマカントゥス・アングリクス(Ptomacanthus anglicus)は、デボン紀地層で知られるイギリスのOld Red Sandstoneから得られたデボン紀初期の棘魚の一種である 3)
ギリシャ語の"ptoma"(corpse、遺骸)と"akantha"(thorn、棘)を組み合わせた属名となっている 3)、種小名は5世紀イングランドに住んでいたTeutonic族の一部族"Angle"に由来する 3)
プトマカントゥス #02
体長30 cmに達する比較的大型の棘魚である 3)。背側は高いアーチ状で大きな体高を持っている 1)。頭部も幅広く、他の棘魚同様に大きな眼を持つ 3)
背側に2つの棘を、腹側には胸鰭棘、腹鰭棘、尻鰭棘、そして胸鰭棘と腹鰭棘の間に3対の中間棘列や胸鰭棘の前方にも棘を持つ 1), 3)
プトマカントゥス #03
淡水生で恐らく河口域の浅瀬などに生息していたと思われる 2)。板皮類ケファラスピスなども頭から丸呑みにしていたようだ 2), 3)
プトマカントゥス #04
初期顎口類として棘魚類は、顎口類進化を理解する上で重要な手がかりを提供しているが、プトマカントゥスは、硬骨魚と軟骨魚の両方の形質を持っており、系統学上の位置付けに課題を抱えている 1)。そもそも棘魚自体、単系統かどうか疑問が投げかけられている 1)
プトマカントゥス
2023年6月〜12月 制作
参考文献・サイト:
  1. Brazeau MD (2012) A revision of the anatomy of the Early Devonian jawed vertebrate Ptomacanthus anglicus Miles. Palaeontology 55(2) : 355 - 367.(DOI:10.1111/j.1475-4983.2012.01130.x.)
  2. Denison RH (1956) A review of the habitat of the earliest vertebrates. In Fieldiana: Geology; Vol.11 No.8. Chicago Natural History Museum. Chicago.
  3. Miles RS (1973) Articulated acanthodian fishes from the Old Red Sandstone of England, with a review of the structure and evolution of the acanthodian shoulder-girdle. Bulletin of the British Museum (Natural History) 24 :111 – 213.