サカバンバスピス Sacabambaspis janvieri
サカバンバスピスには顎がないので、海底の堆積物中の生物の遺骸や有機物などを食べていたのだろう。口から水や泥を吸い込み、その中から餌となるものを濾過していた可能性もある。
尾は背腹で形状・大きさの異なる異尾である。背側が比較的大きく腹側は小さい皮膜の鰭があり、脊索をともなう軸が長く伸びて先端は小さな葉状の鰭となって終わっている 3)。泳ぎは上手ではなかっただろう。
2019年1月 - 4月 制作
参考文献・サイト:
- Gagnier PY, Blieck ARM, Rodrigo S G (1986) First Ordovician vertebrate from south America. [abstract] Geobios 19(5):629-634. (DOI: 10.1016/S0016-6995(86)80058-4.)
- Janvier P (1997) Arandaspida. Version 01 January 1997 (under construction). in The Tree of Life Web Project
- Pradel A, Sansom IJ, Gagnier PY, Cespedes R, Janvier P (2006) The tail of the Ordovician fish Sacabambaspis. Biol. Lett. 3, 72-75. (DOI:10.1098/rsbl.2006.0557.)
- Prehistoric Wildlife(accessed 2019.05.11)