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コッコステウス Coccosteus cuspidatus
コッコステウス No.1
コッコステウス(Coccosteus)は、デボン紀中期の板皮類(板皮綱、class Placodermi)に属する絶滅魚類である 3), 4)ボトリオレピスBothriolepis)やダンクルオステウスDunkleosteus)もその仲間であり、特にダンクルオステウスとは同じ節頸目(order Arthrodira 関節のある頸という意味)、Brachithoraci亜目(suborder Brachythoraci、短い胸郭という意味)に分類される 4)
コッコステウス No.2
タイプ種であるコッコステウス・カスピダトスCoccosteus cuspidatus は体長20 cm程度と 3)、大型の魚類ではない。
コッコステウス No.3
コッコステウスは初期のBrachythoraciを代表するものだが 4)ダンクルオステウスのように大きく口を開けることができ、小動物や泥などを水とともに一気に吸い込むことができたと思われる 3)。しかし、、ダンクルオステウス(あるいはディニクチス、Dinichthys)のような、恐ろしげな大きな「前歯」はない 2)(板皮類の歯は本当の「歯」ではなく 4)、骨の一部である)。
コッコステウス No.4
コッコステウスの標本は、湖沼、河川などかつて淡水だったと考えられている堆積層(Old Red Sandstoneなど)から見つかっていることから 1), 4)、コッコステウスは淡水環境に生息していたと思われる 3)
コッコステウス
2016年12月 制作
2022年9月 一部修正